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私が、料理人になった事に一番驚いていたのは実は母親でした。
この仕事をしていると、小さい頃から料理好きだったのではと思われるかもしれませんが、
全く興味がなくて家の手伝いをたまにする程度。
母親は栄養士でもあり料理上手でしたが、教えることに関しては苦手だったのか、
叱られてばかりで調理に対する苦手意識が大きい子供だったのです。
19歳になった頃、小さな居酒屋でアルバイトをしたことがあります。
個人経営のその居酒屋のオーナーは、
当時何もできない私にホールの仕事だけでなく、
魚をさばかせてくれるなど様々な調理を教えてくれたのです。
そこで初めて「調理の楽しさ」を知りました。
当時は建築関係の専門学校へ通っていたのでそのまま建築会社へと就職し、
住宅設計の図面を書いていましたが「自分の手の中で物を作りたい」という想いが捨てきれず1年で退職しました。
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物を作る事、食べる事は小さい頃から大好きだった
退職後、料理人としての人生がスタートしました。
最初は家族経営の小さなお店でありながら地元では人気のケーキも作るパン屋さん。
あまりの辛さに最初の半年間はパンを作りながら毎日泣いてばかり。(苦笑)
それでも4年ほど勤め、多くの知識と技術を学ばせていただきました。
その後は様々なジャンルのレストランに勤務。
20代中盤に
「日本で食べる海外の料理は本場と同じ味なのか?」という疑問が生じ、
8か月間ほど渡航しました。
海外で第一子を妊娠し、妊娠7カ月で帰国して出産しましたが、子供が4カ月の時に復職。
2010年に離婚してシングルマザーとなり、
たくさんの方々に助けられながら今も1人で2人の子供を育ています。
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「できない」を「得意」に
結構飲み込みの悪い私は、様々な調理技術を習得するのに人並以上に時間がかかっていました。
とにかく失敗の連続。
「なぜできない!?」超負けず嫌いなのでできるようになるまで
店でも家でも繰り返し技術を磨く日々を過ごしたのです。
実は今でも影で、練習しまくっています(笑)
後輩たちを育てる
レストランの厨房には料理初心者の子達も度々入ってきます。
お客様にお金を払っていただいているからには、
価値ある料理やサービスを提供するのがレストランの務めです。
ですので、料理経験の少ない後輩達への指導は必須なのです。
後輩たちもまた、「できない」の連続。
失敗を繰り返して技術を習得してきた私は、
すぐにできるようになった料理人よりも教えることが得意でした。
「できない」を経験しているので、できるようにするためのコツが何なのかを知っているから。
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自信が持てると目がキラキラする
教えることはできても、技術の取得には本人の努力が必要不可欠です。
どんなに下手だった子達もだいたい半年頑張ると
なんとかお客様に出せるものが作れるようになっていきます。
できない技術を一つ一つ取得していき、
どんどん自信がついていく後輩を見ているのは自分のことのように嬉しい事でした。
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最初の一歩を踏み出す勇気
「私の持っている知識や技術で困っている人の役に立てるんだ。」
それが、私が料理教室を開催しようと思ったきっかけです。
だけど本当に生徒さまが来てくれるのか?
どうやって開催すればいいのか?不安しかなく、なかなか踏み出す事が出来ませんでした。
そんな時、知人から料理教室のような事を開催しているという話を聞いたのです。
料理が全くできない人なのに。
「ちょっと待て!そんなんで出来るなら私がやる!!」
そして最初の一歩を踏み出したのが2014年の7月の事でした。
わたし、負けず嫌いなのでね(笑)
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一石二鳥ってめっちゃお得
中学・高校と柔道部だった私。
大会で勝つために体重管理をしていました。
その時に知った「食べ合わせ」。
食材の組み合わせによって体への吸収力が変わる事に感動しました。
そんなお得な食べ合わせを料理教室にも取り入れました。
そしてまた、壁にぶち当たりました。
「これってちゃんとした根拠あるの?」
独学で栄養学を学んでいましたが、
人に教えるからにはいい加減なことを教えたくはありません。
独学での学びに限界を感じました。
栄養士の学校できちんとした知識を学びたい。
しかし、栄養士の学校には「昼間のみの2年間以上」という厚生労働省の規定があります。
私はシングルマザー。
子供を養うためには稼がないといけません。
しかし、子供達の成人を待っていたら私は何歳になっちゃうの!?
レストラン勤務と料理教室を続けながら学校へ通う決意をしたのです。
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効率よくやらなきゃ家庭崩壊
栄養学を学ぶには、まず解剖生理学の知識が必須です。
最初の半年で分厚い教科書1冊を覚えることからスタートです。
化学式やカタカナと計算だらけの勉強時間を確保するには、時間のやりくりが必須。
子育てと家事、仕事もしながらプライベートな時間をいかに作るかは効率良く動く事が大切で、
レストラン勤務での時間の使い方を改良して普段の生活に取り入れました。
学校卒業後は栄養士の専門学校で勤務をしながら料理教室を開催し、
こうして私の料理教室の今があるのです。
だから、この知識をぜひあなたに活用してほしいのです。
私が23年間培ってきた知識と技術が皆様のお役に立てるなら
これ以上ない喜びです。
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略歴
2014年7月より料理教室の開催
<保有資格>
栄養士
調理師
食育栄養インストラクター
インナービューティーダイエットアドバイザー
<企業とのタイアップ>
日新製糖さま
富士商会さま
りふぉーむぷらざさま
他、レストランへのレシピ提供