こんな事、気にならない??
- 健康診断でコレステロールや中性脂肪の数値が気になりはじめた
- 食事を改善したいが、いきなり生活スタイルを変えるのは難しい
- 脂質異常症を予防・改善したいけど何から始めればいいかわからない
- 無理なく、そして長く続けられる健康習慣を知りたい
- 40代以降の体の変化に合った食事を知りたい
気になる!という方は下記で栄養士である筆者が解説してみたので、
是非参考にしてみてくださいね。

目次
中年期から急増する脂質異常症。原因は「年齢による変化」
脂質異常症とは、血液中の脂質(主に中性脂肪やコレステロール)が適正な範囲を超えた状態を指します。
特に40代以降になると、
これまで健康診断で指摘されなかった人でも、急に「要注意」と言われるケースが増えてきます。
ある生徒さん(45歳・女性)もそのひとり。
これまで特に異常はなかったものの、45歳を迎えてから
「中性脂肪が基準値を超えている」
「LDLコレステロール(悪玉)が高い」
と指摘され、さらには体重も増加。
つまり、体の内も外も変化していたのです。
このような変化の背景には、
基礎代謝の低下、女性ホルモンの影響、運動不足、食生活の乱れなどが複合的に絡んでいます。
これまでと同じ食事・生活をしていても、体の中ではうまく代謝できなくなってきている。
それが脂質異常症という形で現れているのです。

無理をしない食習慣の改善が、長く続けるカギ
この生徒さんが最初に悩んでいたのは、「いきなり全部を変えるなんてできない」という不安でした。
確かに、いきなり糖質オフや揚げ物禁止、外食ゼロといった制限をすれば、
短期間は成果が出てもすぐにリバウンドしてしまいます。
そこで提案したのは、
「今の生活スタイルは大きく変えず、できることから少しずつ変えていく」方法。
たとえば以下のようなアプローチです。
- 毎朝のパンを「バターたっぷりトースト」から「全粒粉パン+アボカド」に
- 昼食の揚げ物弁当を、週2回は「焼き魚定食」に置き換える
- 夜の晩酌を週3回→週1回に
- 間食のチョコレートを「素焼きナッツ+高カカオチョコ」に
大切なのは、「この改善なら無理なくできる」と本人が感じられることです。
人に言われたからやるのではなく、自分のペースで選びながら進める。
これが習慣化の最大のポイントです。

中性脂肪とコレステロールを下げる具体的な食事の工夫
脂質異常症の改善には、ただ「油を減らす」だけでは不十分。
むしろ「質のよい脂」と「食物繊維」「抗酸化栄養素」をバランスよくとることがカギになります。
ポイント1:油をゼロにしない。良質な脂をとる
- オメガ3脂肪酸(青魚・えごま油・アマニ油)は中性脂肪を下げる効果
- オリーブオイルは悪玉コレステロールを抑える働き
- 揚げ物の代わりに、グリルや蒸し料理で「素材のうまみ」を活かす
ポイント2:食物繊維で余分な脂質を排出
- 野菜は「温野菜+きのこ+海藻」の組み合わせで、腸内環境を整える
- 朝食にオートミール+フルーツで水溶性食物繊維を手軽にとる
ポイント3:抗酸化力のある食材で血管を守る
- 緑黄色野菜(ブロッコリー・にんじん・パプリカ)
- 大豆製品(納豆・豆腐・豆乳)もコレステロール抑制に効果的

長く続けるためには「完璧主義をやめる」こと
脂質異常症対策といっても、食事のすべてを変えたり、完璧に管理する必要はありません。
むしろ「今日はちょっと食べすぎたな」と思っても、翌日にバランスをとればいいのです。
45歳で脂質異常症と向き合い始めた生徒さんも、
最初は週2日だけの改善からスタートしましたが、3か月後には血液検査の数値に明らかな改善が見られました。
何より「つらくないし、これなら一生続けられる気がする」と自信を持ってくれたことが大きな成果でした。

あなたの“今”に合った改善方法を見つけよう
40代以降の健康づくりは、「若いころと同じやり方」では通用しません。
今の体に合わせて、無理のない改善を少しずつ重ねていくことが、健康への一番の近道です。
もし「今の自分に合った食事改善が知りたい」「何をどう変えたらいいかわからない」と思っている方がいれば、
ぜひ一度ご相談ください。
あなたに合った“無理なく続く方法”を一緒に見つけていきましょう。