料理が怖いあなたへ|苦手意識を手放す小さな一歩

料理が怖かった、あの頃の私へ

料理は、怒られるものでした。

子どもの頃。

「じゃがいも剥いておいて」

一生懸命やっていました。
でも、とにかく遅いし、分厚い。

帰宅した母の声。

「まだ終わってないの?」
「こんなに剥いたら食べるところなくなるでしょう」
「いちご、水にさらしすぎ!」

褒められた記憶は、ほとんどありません。

だから私は、

料理=怒られるもの

そう思い込んでいました。

好きになる前に、怖くなってしまったんです。

「私には向いていない」

中学、高校はほとんど料理をしませんでした。
どうせできないし、怒られるだけ。

今思えば、やり方を知らなかっただけ。
でも当時の私は、「向いてない」で終わらせていました。

もし今、料理が怖いと感じている人がいるなら。
それは、あなただけではないと思います。

怒られない場所が、人を育てる

専門学校のとき、地元の小さな居酒屋でアルバイトを始めました。
なぜか料理も担当。

エビフライは尻尾までパン粉をつけて揚げる。
豆腐が傷んでいることにも気づかない。

今思うと、なかなかひどいです。

でも店長は怒りませんでした。
それどころか魚のさばき方まで教えてくれました。

「大丈夫だよ、やってみて」

その一言で、料理が少し怖くなくなりました。

怒られない場所があると、人は挑戦できます。

失敗してもいい。
やりながら覚えればいい。

あのとき初めて、
料理は「怒られるもの」ではなく
「育っていくもの」だと知りました。

料理は優しいだけじゃない

その後、いろいろな現場で働きました。

怪我もしました。
後輩が大怪我をして救急車を呼んだこともあります。

そして気づいたのは、
「包丁の事故は、技術よりも“気のゆるみ”が引き金になる」ということ。

包丁に慣れすぎること。
「これくらい大丈夫」と思うこと。

料理はあたたかいもの。
でも同時に、きちんと向き合うものでもあります。

だから基礎を大事にします。
理由を理解することを大切にしています。

自信は、理解から生まれると知っているからです。

食べることは、未来をつくる

高校時代、柔道部でした。
大会前は、勝てる階級で戦うのでほぼ絶食して減量。

今思えば、無茶でした。

そんなとき読んだ記事。

「鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収率が上がる」

同じ食べるでも、組み合わせで体への届き方が変わる。

衝撃でした。

「食べ合わせって大切なんだ」
その感覚が、ずっと心に残りました。

栄養学を“なんとなく”で話したくなかった。

だから学び直しました。

専門学校に通い、
苦手な生化学にも向き合い、
お正月も臨床栄養学の課題をこなしました。

テスト前は手が震えるほど緊張しました。

それでも、根拠のないことは伝えたくなかった。

合格通知を見たとき、
やっと胸を張れた気がしました。

食事は完璧じゃなくていい

毎日の料理を、完璧にしなくてもいい。

全部手作りじゃなくても、
外食もあっていい。

でも、健康と食事はつながっています。

私たちの体は、
毎日の小さな選択でできています。

完璧な献立よりも、

「今日は何を選ぶか」
「これはどう体に届くか」

その視点があれば、十分です。

料理は才能ではありません。

安心できる場所と、理解があれば、人は育ちます。

もし今、料理が怖いなら。

できなかったんじゃない。
知らなかっただけ。

あなたのペースで、大丈夫です。

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