【栄養士が解説】45歳から太りやすい理由|糖質制限と脂質制限、失敗しない選び方

「昔と同じ量を食べているのに体重が増える」
「ダイエットしても、若い頃みたいにすぐ結果が出ない」

45歳前後になると、こうした違和感を覚える方が一気に増えます。
それは意志が弱くなったからでも、努力が足りないからでもありません。

年齢とともに基礎代謝が落ち、
女性ホルモンのバランスも変化するため、
体は自然と省エネモードに入ります。
若い頃と同じ方法では痩せにくくなるのが当たり前なのです。

この記事では、忙しい45歳女性が混乱せず、自分に合った方法を選べるように、糖質制限と脂質制限の違いを栄養士の視点で整理していきます。

糖質制限と脂質制限、それぞれの特徴とは?

糖質制限の基本とメリット・デメリット

糖質制限とは、ごはん・パン・麺類・砂糖など、体のエネルギー源になる糖質を控える食事法です。
糖質が減ると、体は脂肪を分解してエネルギーとして使いやすくなります。

メリット

  • 短期間で体重が落ちやすい
  • 満腹感が出やすい

デメリット

  • 主食を我慢するストレスが大きい
  • 集中力低下、だるさ、便秘が出ることがある
  • 元の食事に戻すとリバウンドしやすい

糖質制限は、続けられる人でないと結果が残りにくい方法です。

脂質制限の基本とメリット・デメリット

脂質制限は、揚げ物・バター・生クリーム・マヨネーズなど、脂質の多い食品を控える食事法です。
脂質は1gあたり9kcalと高エネルギーなため、摂取量を減らすと自然に総カロリーが下がります。

メリット

  • 主食を食べながら続けられる
  • 日本人の食生活になじみやすい

デメリット

  • 空腹感が出やすい
  • 脂質を減らしすぎると肌荒れや体調不良につながることも

どちらが痩せる?科学的に見る比較ポイント

エネルギー代謝のしくみ

体はまず糖質をエネルギーとして使い、それが不足すると脂肪を使い始めます。
糖質制限は、この状態を意図的につくる方法です。

一方、脂質制限は糖質を適量とりながら、摂取カロリー全体を抑えて体重を落としていきます。

短期と長期、結果が出やすいのは?

  • 短期間で数字を落としたい → 糖質制限
  • 長く続けて体型を整えたい → 脂質制限

45歳以降は、戻らないこと、体調を崩さないことがとても大切になります。

健康リスクとストレスの視点

糖質を減らしすぎると、倦怠感やメンタル不調が出やすくなります。
脂質を控えすぎると、女性ホルモンの働きや肌のうるおいに影響が出ることもあります。

あなたの“好き”で選ぶのが成功の近道

ダイエットは意志の強さではなく、相性で決まります。

  • ごはん・パン・麺類が好き → 脂質制限向き
  • 揚げ物・こってり系が好き → 糖質制限向き

どちらかを完全にゼロにする必要はありません。
少し意識するくらいが、45歳以降にはちょうどいいバランスです。

栄養士がすすめる、無理のないダイエット設計

「制限」より「整える」がキーワード

  • 朝と昼はしっかり、夜は軽めに
  • 揚げ物は週1回まで
  • 外食ではご飯を少なめに

生活に合わせて整えるだけでも、体は少しずつ変わっていきます。

続けるためのコツ3つ

  1. 完璧を目指さない
  2. 好きなものを一つ残す
  3. 1日ではなく週で考える

45歳からのダイエットは「自分に合う」が正解

糖質制限と脂質制限、どちらが正しいという答えはありません。
今の自分の体と生活に合っているかどうかが、何より大切です。

無理なく続けられる方法を選び、少しずつ整えていきましょう。

このブログでは、45歳からの体と心にやさしい食事の考え方を、これからもお伝えしていきます。
ぜひブックマークしておいてくださいね。

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