カリウム?
なにそれ難しい話??
ってことで、簡単に説明すると、
カリウムとは
体内で細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ栄養素のこと。
むくみとか血圧にも関わってくるので、知りたい方は本記事を読んでみてくださいね。
目次
カリウムの役割
- ナトリウムを排出する
- 血圧を下げる
- 筋肉の働きを助ける
大きな役割としてはこの3つです。
以下で1つずつ説明していきますね。
ナトリウムを排出する
塩分を摂りすぎると体内の塩分濃度を一定にたもつために水分で薄めようとしてむくむわけですが、
カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を水分とともに排出する働きがあります。
そのため、カリウムを適切に摂取することで、ナトリウム(塩分)を排出し、むくみや体重増加を予防することができます。
血圧を下げる
高血圧の原因には複雑な体内システムが絡んでいるので「コレをすれば簡単にさがる!」ってものではありません。
なんですが、血圧と塩分の関係性は切っても切りはなせないんですよねー。
(高血圧の方は塩分目標が1日6g未満で、結構な薄味です)
減塩もすごく大切ですが、おなじくらい「カリウム」も大切。
先程の「ナトリウムを排出する」で書いた通り、カリウムはナトリウム(塩分)を排出する働きがあるので、血圧低下のサポートをしてくれます。
筋肉の働きを助ける
カリウムは筋肉の収縮に関わっていて、これがまた複雑なシステムなんです。
簡単に説明すると、ナトリウムとカリウムが筋肉細胞へ働きかけることで「筋活動電位」が起こって筋肉を収縮させます。
筋肉って、自分で動かせるものと動かせないものがありますよね。
カリウムは特に自分で動かせない筋肉の働きにとってめちゃくちゃ大切なんです。
例えば心臓とか。
心臓、大切でしょ?
カリウムの摂取量による弊害もあって、それが以下です。
高カリウム血症
なりやすい人:腎臓病の方、カリウムのサプリを摂っている方
症状:不整脈、悪心、嘔吐、しびれ感、知覚過敏、脱力感などの筋肉・神経症状 など
もし大量に摂取した場合でも体内でうまく調節してくれるので、過剰になることはほとんどありませんが、もし腎機能が低下していたりとかするとそこは分かりません。
低カリウム血症
なりやすい人:カリウム不足や、副腎の病気、慢性の下痢や嘔吐、利尿剤など薬剤の影響
症状:脱力感、食欲不振、筋無力症、精神障害、不整脈脈 など
高カリウム血症にしても低カリウム血症にしても病的なものが多いので、心電図や血液検査で診断されます。
カリウムをたくさん含む食べ物
- 生野菜
- 生の果物
- ジャガイモなどのイモ類
- 大豆や小豆などの豆類
- 魚介類
- 肉類
カリウムは水溶性なので、水に溶けやすい性質があります。
なので、効率的に摂るなら「生」が一番賢い方法。
スープとかなら汁ごと飲むのが良いですが、汁物はどうしても塩分を多く摂りがちなので1日1杯でやめるのが得策です。
それと、カリウムを十分に摂っていれば塩分を濃い味でも問題ないとかではないので注意。
実際に料理を作りたい方
象の台所では栄養士が栄養学を取り入れた料理をお教えします。
しかもレストランでのコック歴が20年以上あるので、効率的に料理をする方法も学べますよ。
いかがでしたか?
カリウムの重要性や不足の影響についてご紹介しました。
適切なカリウム摂取を心がけ、健康的な生活を送りましょう!