こんにちは、栄養士の岡部ゆうこです。
コーヒーって、普段は大丈夫なのに
「ある日だけ急に具合が悪くなった」なんてこと、ありませんか?
実はこれ、ただの気のせいじゃなくて、体の仕組みが関わっているんです。
特に空腹のときは、いつも平気なはずのコーヒーが、
一気に「しんどい一杯」になってしまうことがあるんですね。
これ、私の体験でもあるのですが、。
今までなったことなかったので、ホントびっくりしました泣
なので「自分は関係ない」と思わず読んでみてくださいね。
この記事を読めばわかること
- 空腹時にコーヒーを飲むと体調を崩しやすい理由
- 普段は平気でも、ある日突然ぐったりする仕組み
- ブラックコーヒーが特に胃に負担をかけやすい背景
- 健康的にコーヒーを楽しむための飲み方のコツ

目次
私が「空腹でブラックコーヒー」を飲んで驚いた体験
いや、これ正直ほんと驚いたんです。
その日は夕方。
お腹はすいてたけど、食事する時間がなかった。
そこに知人がコーヒーを差し出してくれたんです。
普段ならカフェオレ派の私。
でもそのときは「ブラックどうぞ」と渡されて、お店じゃないから砂糖とかミルクもなく、。
断れなくて…そのまま口にしました。
で、数分後ですよ。
だいたい30分ぐらいかな。
血の気がすーっと引いて、顔が青くなっていく感覚。
胸はざわざわ、頭もふわっとして、胃は重たいしなんか気持ち悪い。
思わず「え?なにこれ?どうした私!?」って声に出しました。
だって、普段は1日2杯くらいカフェオレを飲んでいて、全然平気だったんです。
むしろ癒しの時間。
でもこの日は違った。
「まさか自分がコーヒーで気分が悪くなるなんて」って、本当にびっくりしました。

空腹時にコーヒーを飲むと体に起こること
じゃあ、どうしてこんなことが起きるのか?
理由は大きく2つです。
胃酸が出すぎてしまう
コーヒーに含まれるカフェインや苦味成分には、胃酸を増やす働きがあります。
普通なら、食べ物が胃にあるときは消化を助けてくれるいい作用。
でも空っぽの胃に酸が出たら?
もう想像できますよね。
胃の壁を直接刺激して、ムカムカや痛みにつながってしまうんです。
しかもブラックだと、牛乳でやわらげることができないので刺激はそのまま。
だから「ブラックで具合が悪くなった」という人が多いんです。
血糖値が乱れてふらつく
もうひとつの理由は血糖値。
カフェインは一時的に血糖値をグッと上げます。
そのあと体が慌てて下げようとすると、逆にガクンと落ちるんです。
その結果、冷や汗・ふらつき・血の気が引く感じ――まさに私が体験したあの不調。
特に空腹時はもともと血糖が安定してないから、影響が出やすいんですね。
ちなみに私は糖尿病ではないけれど、遺伝的にリスクのある状態ではあります。

ブラックが特にリスクになる理由
ここで強調したいのが「ブラックは特にリスクが高い」ということ。
ミルク入りだと、たんぱく質や脂質が胃酸を中和してくれるし、
ちょっとした糖分で血糖の乱高下も防げます。
でもブラックはそれが一切ない。
だから、普段はカフェオレで平気な人でも、ブラックで突然不調になる…というわけです。
いや、ほんと私自身「まさか」でしたから。

空腹でコーヒーを飲むならどうする?
「じゃあコーヒーやめたほうがいいの?」って思った方もいるかもしれません。
でも安心してください。やめる必要は全然ありません。
ちょっとした工夫でぐっと楽になります。
ミルクを加える
牛乳や豆乳を加えるだけ。
これで胃の負担は全然違います。
カルシウムやたんぱく質も摂れて一石二鳥。
軽食と一緒に
ナッツや果物をひと口食べるだけでも血糖値は安定します。
「ほんの少しお腹に入れる」だけでいいんです。
食後に楽しむ
やっぱりベストは食後。胃が守られている状態なら、不調が出るリスクはほとんどありません。

コーヒーに合わせたい簡単おやつテク
ここで少しだけ、私のおすすめを。
「空腹でコーヒーを飲むときは、こんな軽食を一緒に」と覚えておくと便利です。
- ナッツ+ドライフルーツ:血糖値が安定するし、食感の違いで満足感もアップ。
- 全粒クラッカー+チーズ:炭水化物とたんぱく質を一緒に補える。
- バナナ+ヨーグルト:消化がよくて腸も整う。
いや、どれも簡単です。むしろ「これならできる」って思っていただけるはず。
それでも飲みたいときに気をつけたいこと
実際のところ、「空腹のときにどうしてもコーヒーが飲みたい」というシーンもありますよね。
そんなときは次のような工夫を意識してください。
- 一気に飲まない。まずは2〜3口、体の反応を見る
- 温度を少し下げてから飲むと、刺激がやわらぐ
- ブラックよりもカフェオレ、ラテなどを選ぶ
- もし胃に違和感が出たら、無理せず水を飲んで中和する
こうしたちょっとした習慣の差で、体調の崩れ方はまったく違ってきます。

更年期とカフェインの関係
ここで、特に40代以降の女性にお伝えしたいことがあります。
それは 更年期の不調とカフェインは密接に関わっている ということ。
「最近ほてりが強い」「夜眠りづらい」「ちょっとしたことでドキドキする」
――もし思い当たる方は、コーヒーのタイミングや量を見直すだけでぐっと楽になることがあります。
ホットフラッシュを強めることがある
カフェインは自律神経を刺激して血管の拡張や収縮を起こします。
その結果、更年期で出やすい「ほてり・発汗」が強まるケースがあります。
睡眠の質を下げやすい
更年期はただでさえ眠りが浅くなりがち。
そこに夕方以降のカフェインが重なると、入眠しづらくなったり、夜中に目が覚めてしまうことも。
気分の波を揺さぶることも
少量ならリフレッシュ効果がありますが、取りすぎると不安感や動悸を悪化させる場合も。
更年期はホルモンの影響で気分が不安定になりやすいので、敏感に反応してしまう方も少なくありません。
骨の健康にも関わる
カフェインはカルシウム排出を促す作用があるため、大量摂取は骨密度低下のリスクと関連すると言われています。
骨粗鬆症が気になり始める時期だからこそ、意識しておきたいですね。

まとめ
空腹時のブラックコーヒーは、普段大丈夫な人でも体調を崩すことがあります。
特に更年期世代の女性は、ホットフラッシュや不眠などと組み合わさって不調が強まることも。
でも、飲み方をちょっと変えるだけで、コーヒーは安心して楽しめます。
「ミルクを加える」「軽食と一緒に」「食後に飲む」
――どれも今日からできますよね。
当教室では、栄養とおいしさを両立させたレッスンを行っています。
忙しい毎日でも体をいたわる方法はちゃんとある。
もし気になった方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。