なんとなく疲れる…を癒す食べ方と“がんばらない”心の整え方

「なんか最近、疲れやすいなぁ…」

別に仕事が忙しいわけでもない、特別なことをしたわけでもないのに、なんだか毎日どっと疲れる。
そんな感覚に心当たりはありませんか?

夏の終わりから秋にかけては、実は“心の疲れ”が表面化しやすい季節。
からだよりも、目に見えない“心”や“脳”の疲れが積もっているのかもしれません。

こんにちは。30minからだメンテ料理教室「象の台所」主宰の岡部ゆうこです。

今回の記事では、「なんとなく疲れが取れない…」
というあなたに向けて、心と体がふっと軽くなる食べ方や、がんばりすぎない生活のヒントをお届けします。

読んでくださったあなたが「ちょっと気持ちが軽くなったな」
と思えるような、そんな時間になれば嬉しいです。

なんとなく疲れが取れないのは、心がSOSを出しているサインかも

秋は夏の疲れがそろそろどっと出てくる季節でもありますよね。
体はもちろん、実は心もかなり疲れているという方が多い時期なんです。

「しっかり寝ているはずなのに、スッキリしない」
「栄養を摂っているはずなのに、だるさが抜けない」

それ、もしかすると精神的疲労=“脳の疲れ”が原因かもしれません。

精神的疲労ってどんなもの?体の疲れと何が違うの?

体が疲れたときは、横になったり、睡眠をとることである程度回復できますよね。
けれど、精神的な疲れは、寝ただけではなかなか回復しません。

たとえば…

  • ちょっとしたことでイライラしてしまう
  • 自分でも気づかないうちに人に当たってしまって自己嫌悪
  • やる気が出ないけど、何かしていないと落ち着かない
  • 常に不安や焦りがある
  • 眠ってもぐっすり眠れた感じがしない

こんな状態が続いていたら、それはもう立派な「心の疲れサイン」。
しかもこの疲れ、見た目では分かりづらいからこそ、放っておかれがちなんです。

頑張りすぎる性格が、実は精神的疲労を加速させる

実はこの「精神的疲労」、ある特定の性格タイプの人に起こりやすい傾向があります。

それは…

  • 何でも完璧にやろうとする「完璧主義タイプ」
  • 苦手なことでも我慢して頑張る「優等生タイプ」
  • 自分のことよりも他人を優先しがちな「気遣い屋さんタイプ」

あなたはいくつ当てはまりますか?
一見、素敵な性格に思えるかもしれません。でも、実はこういった人こそ、知らず知らずのうちに心を消耗しているんです。

▷ がんばることが当たり前の毎日になっていませんか?

毎日忙しくしていると、頑張っている感覚すら感じられなくなってくるもの。
気がつけば、

  • 「〇〇しなきゃ」といつも思っている
  • 失敗したら自分を責めてしまう
  • 周りからの期待に応えなきゃと無理をしてしまう

そんな日々を過ごしていませんか?

私も実はそういうタイプでした。
「レッスンはこうでなきゃ」「生徒さんの期待に応えなきゃ」
そんなふうに頑張りすぎて、気づいたら笑えなくなっていたこともありました。

食べることは、心を立て直すための第一歩になる

疲れたとき、どうしてもお酒や甘いものに手が伸びてしまうことってありますよね。
でも、それは一時的な「麻痺」。根本的な回復にはつながりません。

本当に心を立て直すために必要なのは、ちゃんと食べること。
それも、体にとってだけでなく、心や脳にとっても栄養になる食べ方なんです。

▷ 精神的疲労に効く!食の3つのポイント

  1. 脳のエネルギー源になる糖質を適度に摂る
    → 玄米や雑穀、さつまいもなど血糖値が安定する炭水化物を選ぶ
  2. セロトニンの原料となるトリプトファン+ビタミンB6を意識
    → バナナ+ナッツ、鶏肉+ほうれん草のような組み合わせがおすすめ
  3. 腸内環境を整えることで心も整える
    → 発酵食品(味噌、ヨーグルト、ぬか漬け)+食物繊維を意識

食だけじゃない。心をほどく“がんばらない”習慣のすすめ

食事と合わせて、精神的疲労をケアするためにぜひ取り入れてほしいのが、
「がんばらない時間」を意識的に持つことです。

  • 無理にポジティブになろうとしない
  • 「やらなきゃ」を一つ「やらない」に変える
  • SNSやニュースからちょっと離れてみる
  • 5分でいいから静かに座って深呼吸してみる

これらはすべて、私自身が実践して「効果あったな」と感じていることばかりです。

特におすすめなのが、体を軽く動かすこと。
ヨガでも、ストレッチでも、ただ歩くだけでもOK。
身体を使うことで、脳がリラックスモードへと切り替わりやすくなります。

あなたが自分に優しくなれる毎日を目指して

がんばり屋さんなあなたへ。
がんばることが美徳になりすぎて、自分に「もういいよ」と言えなくなっていませんか?

でも本当は、
「がんばらなくても大丈夫」って自分に言えることこそ、強さなんです。

まずは「食べること」から。
次に「休むこと」「抜くこと」。
それができて初めて、また元気に前を向いて進めるんだと思います。

9月の料理教室では、そんな“自分に優しくなれる時間”をご一緒できたら嬉しいです。
ただレシピを学ぶだけじゃなく、
「自分のために整えるって、こういうことなんだ」って感じてもらえるような、
そんな空間をご用意しています。

どうぞ気軽に、心と体を癒しに来てくださいね。

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