みなさんは普段の買い物は数日分をまとめてします?
私はそうなんですが、その場合は数種の肉や魚をまとめて買っておきます。
毎日同じ肉じゃ飽きたりするじゃないですか。
それに、栄養価的にもいろんな種類の食材を食べるのがベスト。
だけど、肉や魚によって腐る速度が違うんです。
なので、「腐りやすさ」の解説と、主に冷凍以外の保存方法について書いていきます。
目次
原因になる要素
これは簡単に言うと、
・水分
・栄養
・温度
この3つがあると細菌が繁殖して腐りやすくなります。
魚と肉の腐りやすい順番
ザックリ言うと、この順番に腐りやすい
- 赤身魚
- 白身魚
- 鶏肉
- 豚肉
- 牛肉
基本的に「買ったらすぐに冷蔵保存」が大前提なのを頭に入れておいてください。
腐りやすい魚の順番
先に述べたように、水分と栄養が多いので腐りやすいです。
それと、魚に含まれる脂質は上質なんですけど酸化しやすいのも特徴の一つ。
赤身魚は買ったその日に食べるのがベストですね。
次の日でもいけるけど、やっぱ味がめちゃくちゃ落ちる。
白身魚は赤身魚よりは腐りにくいけど、それでも買った次の日までには食べるのがオススメ。
特に気をつけて欲しい魚に関してはまた後述しますね。
腐りやすい肉の順番
鶏肉が一番腐りやすいです。
特に、ササミ。
次に胸肉の順番。
やはり水分と栄養が関係してきます。
豚肉と牛肉に関しては、あえて言うならこの順番。といったところ。
どちらもそこまでの大差はありません。
保存温度と保存日数
魚
とにかく魚は低い温度での保存が良いです。
温度でいうと0~2℃
凍るか凍らないかぐらいの温度で保存して2~3日だと思ってください。
1本魚(丸のままの魚)の場合、内蔵やエラは特に腐りやすいので取り除いてから腹の中にキッチンペーパーを詰め込んで、ラップで包んだりビニル袋に入れてくださいね。
切り身でも水分が出ている場合は拭いてから保存。
乾燥してカピカピにならないよう、ラップはしてください。
刺し身で食べるなら切ってあるものよりサクで買った方が鮮度は保つけど、その日に食べて。
注意して欲しい魚
回遊魚であるブリ、イワシ、サバ、サンマ、カツオ、マグロ、カンパチ、カジキ、アジは腐敗しやすく、傷んだ魚を食べると、ヒスタミン中毒になったりします。
ヒスタミン中毒は、食べてから1時間以内に、口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましん、頭痛、嘔吐、下痢などの症状が出ます。
重症の場合は、呼吸困難や意識不明になることも。
ただし、死亡事例はありません。
加熱してもヒスタミンは無くならないので、食べた時にピリピリした感じがあったら絶対に食べないこと。
肉
冷蔵庫が4℃の場合
ザックリ言うとこんな感じ。
鶏肉:2~4日
豚肉:3~6日
牛肉:3~6日
詳しくは以下。
牛肉 | 豚肉 | 鶏肉 | |
---|---|---|---|
塊肉 | 6日 | 6日 | 4日 |
スライス | 6日 | 5日 | 4日 |
ひき肉 | 3日 | 3日 | 2日 |
空気に触れる面積が増えるほどに腐りやすくなります。
なので、塊肉よりもひき肉の方が腐りやすいことが分かります。
これは肉も魚も野菜も一緒。
冷凍以外の保存方法
肉も魚も基本は一緒で、こんな感じの保存方法があります。
- 加熱する
- 塩に浸ける
- 調味料に浸ける
- 酢に浸ける
- 真空包装する
これらの方法で多少は腐るスピードを抑えることができますが、それでも上記期間+2日だと思ってくださいね。
過度に保つわけではありません。
長期間の保存
長期間、保存したい場合は結局「冷凍」が一番。
空気が肉や魚の周りにあると霜になるので空気を遮断して冷凍してください。
ピッチリとラップで包む感じですね。
しかも、短時間で凍らせるのがベスト。
冷凍目的で肉とか魚を買うなら最初から冷凍で売っているものを買った方が味も鮮度も落ちにくいです。
ただし冷凍すると細胞が壊れるので、解凍した時や、加熱した時に旨味が流れ出やすく、美味しさが落ちるのと、パサつきやすくなります。
薄切り牛肉をめくったら黒かった!?
これ、あるあるかも。
薄切り肉の重なっている部分だけが黒っぽいこと。
ご安心を!
腐敗したんじゃなく、酸素に触れていないから黒っぽいだけです。
これは、牛肉の赤い色ミオグロビンが関係していて、新鮮な牛肉ほど黒っぽい感じの見た目となり、空気に触れると赤く発色します。
ただね、空気に触れている部分も黒っぽくなっているのは鮮度が落ちた証拠なので早めに食べてください。
貧血対策レシピ集
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まとめ買いの極意
冷凍すればいつでも使えて便利だけど、冷凍していないもと比べるとどうしても味がおちてしう、。
だからと言って、こまめに買い物行けないし、腐らせるのは嫌。
という場合は肉や魚の種類、塊肉なのかひき肉なのかを考えて計画的に購入しましょう。